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2016年10月15日土曜日

まつぶし緑の丘公園での移動運用 [Oct.2016]

平地ばかりの越谷周辺では移動運用に最適な小高い山を望むべくもありませんが、ポタリング(自転車散歩)を通じて、最近整備が進みつつある松伏町のまつぶし緑の丘公園に高さ25mほどの人工の丘ができていることを知りました。頂上広場も広く、三脚を置いても迷惑になるようなことはなさそうでしたので、移動運用場所として試してみることにしました。

県道80号線(野田岩槻線)を利用して「まつぶし緑の丘公園」の北側駐車場を目指しました。公園の北側は、まだ整備途上のため、駐車場も比較的空いています。夕方になってから出発できるのも、ローカルならではの魅力ですよね。



公園の南側駐車場の脇には管理棟があり、テントのレンタルができます。園内には「里山」と称される人工の丘があります(下の写真は別の日に撮影したものです)。


北側駐車場から、カートにバッテリー(SG-3500LED)、三脚、アンテナ及び椅子を積み、里山の登山口に向かいました。里山も整備途上で、登山道は暫定のもののようです。カートを引きながら登山道を登ると、頂上部に円形のかなり大きな広場がありました。



高さ25mの頂上広場からの景色は360度遮るものが何もなく、この日は東京スカイツリーや筑波山がバッチリ見えました。


360度開けた場所では、どの向きに八木アンテナを向けたらよいか迷ってしまいますが、日没が見られる方向に三脚を立て、強い電波の来る方向を探しましたら、陣馬山からQRVしている局をキャッチできました。


0.5WのQRP運用で1時間弱、4~5局ほど交信したところで日没を迎えました。相互に富士山にアンテナを向け、いわゆる富士山反射で交信が成立した局もありました。地平線に沈む太陽を拝みながら交信するのは初めての経験でした。お声掛け頂いた皆さん、ありがとうございました。


急いで撤収して里山を下山すると、東の空には月が出ていました。


公園の整備の進捗により、移動運用の環境が変わる可能性もありますが、近くにとてもいい移動運用場所を見つけることができました。

まつぶし緑の丘公園には、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)のせんげん台駅東口の1番又は3番バス乗り場から、茨城急行バスで行くこともできます。

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2016年5月28日土曜日

太平山謙信平での移動運用 [May 2016]

朝に急きょ思い立って、2回目となる太平山謙信平を目指すことにしました。前回とは異なり、出発時間は少々遅めですが、5月末ということもあって日没時刻も遅いため、焦らずに出発です。今回も公共交通機関を利用しての移動運用です。

今回は出発を思い立ったのが午前9時過ぎ。移動運用のための荷造りをしてから東武線の時刻を調べていましたら、臨時特急きりふり号の運行日であることが分かりました。春日部-栃木間の一駅しか乗車しないのに「豪勢な」と思ったのですが、特急料金が510円とスペーシア特急料金930円(土日)よりもお得で、しかも栃木駅からのバス発車時刻にピッタリもなことに惹かれ乗車することに…。



栃木駅に到着し、同駅から路線バス(関東バス)の国学院行きに乗車です。今回は私だけの貸し切り状態です。



前回の訪問時に、2015年の台風18号に伴う大雨の影響で通行止めになっていたあじさい坂は通行可能になっていましたが、一方で、片側車線が崩落していた車道の方は、復旧工事のため車両通行止めになっていました。でも、あじさいの開花のトップシーズンまでには工事は終わるようです。


今回は、謙信平に向かう登りに女坂を利用してみました。登山道はきれいに整備はされていたものの、途中には斜面が崩落してブルーシートで覆われた箇所があり、そこを迂回する階段が新たに設けられていました。



謙信平に到着したときには、ちょうど昼食時でしたので、日の出家さんにてお蕎麦を頂くことに。このお店では、出されたざるを持ち帰ることができます。麓からの道が車両通行止めになっているため、お客が少なく、すぐに入れましたが、お店にとっては大変ですよね。





お蕎麦を満喫して、いよいよ移動運用の開始です。お店同様、謙信平のベンチでも人はチラホラとしかいませんでした。しかも、遠方は霞んでいて、絶景とは言えない状態です。でも、ハムにとっては最高の環境ですよね。しかし、13時半頃からの運用開始当初はなかなか交信が成立せず、しかも交信が成立かと思うと、たちの悪いモービルに邪魔をされたりと散々でした。ようやく14時半頃から、ロケーションの良さを活かした交信ができるようになりました。


今回は、上の写真のように、過去の交信記録をその場で確認できるようにするためにタブレットを持参しました。また、下の写真のように、アンテナを持ち運び安くするため、百円均一ショップで購入した筒を利用してみることに。筒の中の底にはエアキャップを入れてあり、三脚ケースと一体化して持ち運ぶようにしました。タブレットも筒も、いずれも大変役立ちました。そして、持参したログ帳の上をみるとオバボタルが歩いているではありませんか!鶯の声も聞きながら、自然の中で楽しく交信ができました。


国学院発の帰りのバスの時刻ギリギリまで交信を楽しみ、急ぎ下山することに。帰りはあじさい坂を下りました。前回の訪問時に通行止めとなっていた理由と思われる斜面の崩落現場もありました。その坂の名前の由来となったあじさいは、まだ見頃には早いですが、所々に咲いているものも。見頃の時期には相当混むのでしょうね。




帰りは、特別料金なしの区間快速を利用しました。疲れて眠ってしまい、気が付いたら東武動物公園駅をちょうど出るところでした。

前回の訪問の際に、「また訪れてみたい場所となりました」と書きましたが、2回目となる今回もなかなか良かったです。季節が異なる時期に、同じ場所を訪れるというのもいいですね。今回は約2時間の滞在で20局弱の交信となりました。お声掛け頂いた皆さん、ありがとうございました。

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2016年1月2日土曜日

みかも山公園ハング・パラグライダー場での移動運用

2016年(第69回)QSOパーティは、移動運用で参戦することにしました。高速道路からの便が良く、そして初詣などによる混雑を避けるべく、栃木県佐野市と栃木市とに跨り、万葉集にも詠まれた三毳山(みかもやま)を利用した「みかも山公園」を目指しました。今回は車での移動、且つ、運用時間が長くなることが想定されましたので、移動運用設備のページで紹介した電源SG-3500LEDを用いることとしました。お正月にもかかわらず、ポカポカ陽気でほとんど風もなく、寒さに耐えることもなしに20局の交信を達成できました。

今回は車を利用しての移動運用です。東北自動車道の蓮田サービスエリアで朝食をとり、利根川を渡って群馬県、栃木県と進みます。佐野藤岡インターチェンジの直前では、目的地の「みかも山公園」のある三毳山が正面に見えてきます。三毳山は、万葉集に「下毛野(しもつけの) みかもの山の 小楢(こなら)のす まぐはし児(こ)ろは 誰(た)が笥(け)か持たむ」(下野の みかも山の 小楢のように 美しい娘は 誰の妻になるのか)と詠まれている関東平野の縁にある標高200mほどの山です。



佐野・藤岡インターチェンジを降りて国道50号線を小山方面に進みます。反対方向となる佐野市街方面は、近くにあるショッピングセンターに向かうと思われる車で混雑していましたが、反対方向はスイスイです。5分も経たずして「道の駅みかも」に到着し、ここで昼食用のおにぎりを調達しました。そして、道の駅みかものすぐ裏手にあるみかも山公園の南口広場駐車場に車を停めました。正面には、これから登ることとなる三毳山が鎮座しています。



駐車場からは、SLを模した牽引式連接車であるフラワートレインが通行する舗装道路を歩行することもできますが、所々に舗装道路をショートカットできる登山道もあり、そちらを利用しました。「山頂中継広場」と称されるところからは、遊歩道に入って進みました。道は大変よく整備されていますが、8.3kgの電源SG-3500LEDを持っての登山は堪えました。途中、ろうそくの形をした蝋燭岩を通過し尾根沿いに進むと、急に視界が開けました。



この視界が開けた場所が、今回の移動運用場所としたハング・パラグライダー場です。重たい電源運びで苦労した中、ハングライダーなど、どうやって運ぶのかと思っていましたが、「看板の下にあるモノラックを利用して、ミカン農園で収穫したミカンを運ぶように登ってくるのですよ。」と地元のハイカーの方に教えていただきました。



この場所では、正面やや左方向となる東方向には筑波山が見え、右方向には東京の東部が見えます。真南方向は、三毳神社のある小さな山に視界を妨げられますが、西方向には木々の間から佐野市方面が開けていました。写真に写っている黄色の吹き流しがなびいていないように、この日はほとんど風がありませんでした。



今回の移動運用場所でのアンテナの設置状況です。ハイカーの皆さんの通行を妨げないように、無線通信用支柱のコンクリート基礎の上に三脚をセッティングしました。この辺りは、尾根に沿って市境になっており、僅かに佐野市に入ったところにアンテナを立てたことになりました。数メートル先は栃木市です。

ロケーションが良く、しかも年にこの日しかQSOをしないというハムが多く現れるQSOパーティの日ということもあり、空いている周波数がなかなか見つかりませんでした。メインチャンネルから相当離れたところで何とか周波数を確保し、CQを出しました。一度もメインに出ることなく、2時間ほどの運用で20数局と交信できました。


今年はカレンダーの関係で正月休みが短かく、高速道路のUターンラッシュが夕方には始まるとの予想が出ていましたので、昼食のおにぎりを食べてすぐに下山を始めました。家族へのお土産を買うべく、南口広場から東口広場へと車で移動し、「みかも山岩舟特産館」にて、「みかも名物」というシールの貼られた各種カステラと、地元の漬け物を購入しました。


帰路となる東北自動車道では、江戸の町を再現した羽生パーキングエリア・鬼平江戸処に寄りました。渋滞に遭遇することもなく、スムーズに帰宅できました。



みかも山公園は、車でのアクセスがとても便利で、園内はとても整備されており、移動運用に適した場所もいくつかありました。また季節を変えて訪れてみたいです。お声掛け頂いた皆さん、ありがとうございました。

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