東武伊勢崎線を利用して館林駅まで向かい、東武佐野線に乗り換えです。2両編成のワンマン運転、そして単線とローカル線の風情たっぷりです。朝の下り列車ということもあり、車内は閑散としていました。
田沼駅に到着です。この駅は1日上下1本ずつだけですが、特急「りょうもう」号も停車する有人駅です。改札口のつくりは、パスモの読取機があることを除いて、田舎の駅といった感じですよね。駅のホームから、目的地の唐沢山もばっちり見えます!
駅を出てすぐの県道115号線の踏切には「唐澤山神社道 明治三十八年十月建」との石柱がありました。この県道115号線を利用して目的地へと向かいます。途中の佐野市立栃本小学校で今時珍しい、二宮金治郎が立っていましたので思わず撮影してしまいました。小学校の先にある秋山川に架かる橋の上からは、唐沢山がよく見えました。
さらに県道115号線を進むと、正面に大きな鳥居が見えてきます。「この鳥居を潜ってまっすぐ神社へ!」と考えるところですが、神社に向かうには、右に曲がる車道の方に向かう必要があります。車道を登って「カーブ2」の標識の先に、コカコーラの看板がありますが、ここが唐澤山神社に向かう「関東ふれあいの道(松風の道)」の入口です
この「関東ふれあいの道」は、きちんと整備されていますので、運動靴で登ることができます。先月の大雨の影響か、一部道が崩れているところがありましたが、仮設の階段が設けられており、問題なく通行できるようになっていました。この「関東ふれあいの道」を登っていくと、車道の「カーブ12」の標識の脇に出ます。唐澤山神社のホームページにある山内案内図の左端に「至 田沼方面ハイキングコース」と記載のあるところから登って来たことになります。そして、登り切ったところからレストハウスに至るまでの幅広の道が駐車場です。
レストハウスのすぐ先に「天狗岩(物見櫓)」に向かう階段があります。この階段を登り切った天狗岩からの眺望は素晴らしいのですが、字のごとく足元は岩場でしかも狭いところですので、他の観光客の邪魔になることなく無線通信するのは難しいと思いました。
神橋を渡り、桜の馬場を進むと、南城跡に至ります。唐澤山神社は、その全体がもともと山城だったとのこと。この南城跡からの眺望は最高です!今日は霞んでいましたが、東京スカイツリーや新宿副都心の高層ビル群も見えるそうです。手前の社務所で、ご朱印を頂きがてら、この南城跡にて無線通信を行うことの許可を求めたところ、快諾いただけました。ご対応いただいた方は、局免は切らしたもののかつてはハムとのこと、どうりで話が早いです。ご丁寧にも赤城山のレピータの状況などもご教示いただきました。
紀行文に飽きてしまった方、ごめんなさい。いよいよ南城跡からの通信を開始です。駅を降りてから1時間10分ほど経っていました。
今日は一度もメインでコールせずに、サブでのCQのみで約1.5時間ほどの滞在中に十数局と交信することができました。5エレのアンテナを微妙に左右に振ることで、茨城方面、多摩方面とも59のレポートを交換でき、八木アンテナの指向性を楽しむことができました。やはりロケーションが抜群なだけあり、僅か0.5W出力でも良いレポートを頂けました。お声掛け頂いた皆さん、ありがとうございました。
順番は前後しますが、ご朱印を頂く前に、神社の方もちゃんとお参りしておきました。
12時15分を過ぎて、皆さんからのお声掛けが一段落したところでアンテナを片付け、絶景を見ながら持参した弁当を食べました。その後、往路と同じ道で帰路につきました。
移動運用地として有名とのことですので、同好の方もいらっしゃるのではと思っていたのですが、前日の全市全郡コンテストの疲れのせいでしょうか、当局以外にはアマチュア無線をお楽しみの方は見かけませんでした。
田沼駅に到着後、電車の時刻までしばらくありましたので、駅近くの一瓶塚稲荷神社に立ち寄りました。
帰りは、少し奮発して館林駅から特急「りょうもう」号を利用しました。唐澤山神社も、お気に入りの場所となりました。
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